Daily Archives: 2010 年 9 月 7 日

精神力とマラソンと脱酒

今朝の体重は前日比0.8kg増の65.9kgでした。かろうじて65kg台でした・・、昨日は10km走ったのにネ。

今日のお昼のTVの”ミヤネ屋”でノンアルコールビールの特集とマラソンブームの特集と続けてありました。
その中で、「クリーO」の編集長が「日本人のマラソン熱が冷めない理由」というインタビューに「マラソンブームはかつてのボウリングブームやスキーブームと違いライフスタイルの中に組み込まれていく・・そういう状況になっている。」
「”走る事が気持ちイイ”という段階になれば・・ナカナカ走るのを止めないのでは・・。」とおっしゃっていました。

このサイトの方は既にご存知でしょうが、ランニングを始めると・・「ランニング習慣が定着するか?」とか「長い距離を走れるようになるのか?」という心配をよそに、走る事の楽しさにハマり、かえって・・走り過ぎて故障する方が続出します。
ランニングは楽しいから続けられる・・続けてしまうのです。
走らない人に「フルマラソンを走るなんて精神力(根性)がすごいですね~」って言われますが、少なくとも私は精神力が弱く・・精神力でマラソンは走れないと思ってます。
レースでは記録を意識し、練習ではレースでの快走を夢見てある程度は頑張りますが、姑息で臆病で慎重で精神力の弱い私ですので、苦しい事は頑張り続けられないのです。(笑)
つまり、苦しくない事や楽しい事なら続けられるのです。
フルマラソンであれば”目標ペースで42.195kmを苦しくなく走れる”ということを目標に練習して体を鍛えるのです。
走る事に精神状態は影響しますが、”精神力で走りにムチを打つ”・・ではなく、”緊張や力みをコントロールしてリラックスすることでラクに力を出し切る”。前者は日本人が好きな精神力=根性、後者が欧米などの他国で言われる精神力です。

「eA式マラソン走力UPトレーニング」という本に「マラソンは余裕を持続させる競技です。いかに激しい追い込み(高強度の練習)にたえられるかではなく、いかにより高い水準のペースまで、余裕を持ったまま走れるようになるかが勝負です。」、
「余裕がなくなってからの苦しみに耐えることばかりでなく、モット余裕度を拡大していく方向でトレーニングを組み立てるようにしてください。」って書いてます。

日本にはマダマダ昔のスポ根理論が神話のように生き残っています。「苦しい思いをしないと走力が上がらない」とか「思い込んだら~試練の道を~」とか「成せば成る」とかです。あまりこういった精神論にかたよると体の声を聞くことが出来なくなって故障します。
姑息・根性無し・・と思われるかもしれませんが、キツイばかりが練習ではない、ラクに走力を上げる合理的な方法を研究するということが必要ですし、故障について の知識が体の声を聞く事の助けになります。

ラクで楽しくて故障しない・・であれば続けられるんデス。長々と分かりきった事を書いてきましたが、ここからが本題・・
飲酒習慣についても、「お酒が楽しい、なんらかの役に立っている」と思っていたから(洗脳されていたから)飲み始め、アルコールの依存性にハマっており、「お酒を止めるのは大変苦しいので相当な精神力がいる。」って洗脳で止めてみようという気すらヤル前からあきらめて起こさない。
走らない人がマラソンを走るのに思っている先入観と同じように、飲酒習慣者は禁酒に対して思っているのです。
禁酒=苦しい事・・であれば続けられません。苦しい事に耐え続けることは・・精神力で頑張り続けることはできないのです。
しかし、禁酒=楽しい事、苦しくない事なら続けられるのです。そして禁酒は楽しめる事なんです。

先ず・・”禁酒”って言葉は良くありません。禁じると言う事は”喪失感”を感じさせるからです。たいしてしたくない事でも人間は、禁じられるとやりたくなるモノですからネ。
脱酒もしくは卒酒という感覚で始めます。”脱出”というTV番組がありますが、それと同じようにゲーム感覚で自分を客観視しながらチャレンジします。洗脳・先入観・思い込み・依存性という罠によってテロリスト(アルコール)に司令部(脳)をのっとられている国(自分)を救うのです。
洗脳・先入観・思い込みを一つ一つ検証して打ち破り、正体はなんの必要性もない、単なる毒物だと理解できれば、たいして強くない依存性をやっつけて(ガマンして)司令部(脳)を奪回するのです。
自分の行動を自分で決定できる・・アルコールにあやつられていない・・。国に与えられた安直な楽しみ(実は健康を害する毒)からの脱出・・それは自尊心をとりもどした満足感をあたえてくれます。依存がヒドイ人ほど周囲の称賛や協力も得易く、なにより脱酒へのモチベーションを強く持てます。
アルコールの依存性はニコチンほど強くない・・よほどヒドいアルコール依存症でなければ夜まで飲酒せずにいられますものネ。お酒に対する思い込み・洗脳から脱して脱酒を楽しめれば続けることも簡単ですし、完全に脱酒してリセットできれば、たまに飲んでも元に戻ることはありません。(私は1年半の禁酒後、月に2~3度は飲んでますが、タバコは1服で戻ると言われていますので1服もしていません)
飲んでもいいけど、時間もかかるし、疲労回復の妨げになるし、翌日頭が痛くなるのもイヤだし・・って考えていたらめんどくさくて飲めませんね。特にこの暑い夏はなおさらです。

今はアルコールに対する認識も変わり、アルコールを強要されることも少なくなってきているし、ノンアルコールビールという逃げ道もできつつあります。
脱酒・・お試しあれ。・・・参考文献「禁酒セラピー」アレン・カー著(KKロングセラーズ)