コース概要(毎月15日頃更新/全6回)
6ヵ月間のトレーニングに入る前に、まずはフルマラソンで4時間切り(サブ4)を達成する場合、基本となる1kmをどのくらいのペースで走り続ければよいかを考えてみましょう。 42.195kmの距離を終始同じペースで走り続けるとしたら、単純計算では240(分)÷42.195≒5.68、およそ5分41秒となります。後半から終盤にどうしても生じるタイムの落ち込みを考慮して、1kmの平均タイムの目安は、フルマラソンを3時間50分程度で走り抜く5分25~30秒におきたいところです。もちろん1kmだけのタイムではありません。最低でもハーフマラソンの距離(約21.1km)を、できれば30kmまでスタミナを残して走りきれることを長期の目標にして練習を重ねましょう。
2.LSDを正しく実践しよう
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LSDとは、「ロング・スロー・ディスタンス(Long Slow Distance)」の略語で、文字どおり、長い時間・ゆっくりと・長い距離を走るトレーニングのことです。フルマラソンやハーフマラソンを無理なく走り抜くための有効な練習方法として、市民ランナーの間でもだいぶ浸透してきています。
しかし、LSDはただゆっくり長く走ればいいわけではありません。正しい方法でなければ、その効果は薄れてしまいます。あまり気を張り詰める必要はありませんが、せっかくのトレーニングを有意義なものにするためにも、今一度取り組み方を再確認しておきましょう。
まず大切なのは、最初から最後まで同じペースを保って走り続けることです。ゆっくりしたペースで走っていると、気持ちよくなったり、どこまでも走れるように感じたりしますが、カラダが軽くなったように感じてもペースを上げるのは禁物。
このトレーニングの目的は、気持ちよく走ることではなく、長くゆっくり走ることで有酸素運動能力を高めることにあります。LSDはなるべく距離表示のある場所で行い、リストウォッチでタイムを確認しながら走りましょう。距離表示がない、目安となる区間を決めて、それを往復または周回する方法がお勧めです。

もうひとつ注意したいのが、途中で立ち止まらないことです。カラダの不調や痛みを感じた場合は別ですが、それ以外は頑張って走り続けましょう。信号や通行者によって立ち止まらなければならない場所はLSDトレーニングには向いていないかもしれません。
水分や軽食の補給時は多少ペースを落としても構いませんが、やはり立ち止まらないのがベター。ウエストポーチなどを使って飲食しやすいスタイルで走ることが必要ですね。ただし、初挑戦や経験回数が少ないうちは、無理をしすぎず、途中で1~3回、各1分間程度の給水&ストレッチタイムを設けてもかまいません。
小型のミュージックプレイヤーで音楽などを聴きながら走る方もいらっしゃいますが、曲や音声のリズムに惑わされて走るペースが無意識に乱されてしまうことがあるので注意しましょう。
フルマラソンでのサブ4を目標とする方であれば、90分間のLSDトレーニングが適しています。もちろん、余裕とやる気があれば120分間にもチャレンジしてみてもOK。90分過ぎからどこまでペースが保てるかを自分なりに探ってみるのもいいでしょう。
※LSDやペース走の方法については、カテゴリー別過去記事一覧で
『普段の練習を楽しくするコツ』を御覧ください。

6ヵ月間のトレーニングでフルマラソンでのサブ4達成を目指すランナーの方向けの、2ヵ月目(第5~8週)のトレーニングプランをご紹介します。この期間でのテーマは、前期に続いてフルマラソンのための走力の土台作りです。導入期なのであまり練習のバリエーションを増やす必要はありませんが、週に3~4日は必ずカラダをしっかり動かせるといいですね。
最初の1週間で余裕を感じたら、走る時間を少し増やしても構いませんが、翌日に強い筋肉痛や疲労感が残るようなら、迷わず練習量を見直しましょう。
また、このメニューでも筋肉痛や疲労感が2~3日抜けないようなら、やはり練習量を落として様子をみましょう。休養となっている日も、軽いストレッチやセルフマッサージを行い、疲労回復の促進に努めることが大切です。
※ストレッチの方法やセルフケアの方法ついては、保健室やコーチルームにも詳しく載っています。
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