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1.フルマラソンを“完走”するために必要なこと
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フルマラソンにおける「理想的なレース運び」とはどんなことでしょうか。それは、『レース序盤から終盤までペース(スピード)をなるべく変えずに走り続ける』ということです。実際には、参加人数の多い規模の大きなレースになると、スタート直後はコース内が混雑して普段の練習時のようなスピードで走ることはできません。最初の2kmくらいは無理にペースを上げず、他のランナーとの接触を避けながらゆっくりと走ったほうがよいでしょう。したがって、混雑が緩和してくる3km地点あたりからゴールまでの約40kmが、イーブンペースを維持する距離になります。
しかし、頭で考えるのは簡単でも、いざ走ってみると、序盤は調子の良さにまかせてどんどんとペースを上げてしまいがちです。また、スタミナが切れやすくなる後半は、肉体的にも精神的にもきつくなり、それまでのペースを保つことが難しくなるものです。レース経験の浅いランナーは「元気な前半のうちになるべくスピードを上げてタイムを稼ぎ、その貯金で後半を乗り切る」といった考え方をする傾向が強いのですが、42.195kmという距離ではなかなか通用しません。実際、前半の勢いまかせのペースアップは後半での予想以上のペースダウンを招くことが多く、終盤には歩くのと変わらないほどのスピードまで落ち込みかねません。前半に追い越してきた後続のランナー達に次々と抜かれる結果となることもあります。
フルマラソンをマイペースで完走するためには、42.195kmの距離を耐え抜く「体力」だけでなく、限られた体力をムダに消耗することを防ぐために、自分の走りをコントロールする「精神力」を磨くことが大きなテーマとなります。また、日々のトレーニングにおいては、十分な「量」を確保するとともに、自分の弱点を克服しつつ長所を伸ばすような「質」の向上にも、ぜひこだわって欲しいと思います。 |
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