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2.最適なペースを知る&コントロールするための工夫(1)
前回は、フルマラソンをマイペースで楽しく完走するためには、レース全体を通して、なるべく同じペース(スピード)で走り続けることが必要だと説明しました。では、フルマラソンにおいての自分なりの最適なペースとはどうやって知ることができるのでしょうか? そのカギとなるのが、ランニングのスピードを決める要素「リズムとストライド」です。
リズムは脚を運ぶテンポのことで、このリズムを整えればペースも一定になります。よほどのビギナーでなければ、これはそんなに難しいことではありません。ただし、疲れが溜まってきたり、他のランナーのペースに惑わされたりすると、リズムが狂いやすくなります。普段のトレーニングでは、走る距離の序盤、中盤、終盤それぞれで、自分のランニング・リズムをチェックする習慣をつけておくようにしましょう。
ストライドとは、1歩1歩の歩幅のことです。ストライドは、個々の体格や筋力である程度自然に決まります。過去に本格的なスポーツ経験を持つ人で、そのときのクセがランニングフォームに悪影響を及ぼしている場合などは修正の必要がありますが、そうでなければあまり意識する必要はありません。リズムを一定にすれば、ストライドも自然に整ってくるものだからです。
疲労や緊張などの理由からランニング・リズムが崩れ、最適なペースになっていない状況では、ストライドを微調整して対応します。
ペースアップしたいときには着地時の足の踏み込みを少し強くしてストライドを広げ、逆にペースダウンしたいときには、踏み込みの力を弱めてストライドを小さくするようにします。足を着地させる位置を変えて歩幅を調整するやり方は、リズムをさらに狂わせ、スタミナをムダに消耗する走り方につながりやすいので避けたほうが無難です。 リズムとストライドによって決まるランニングの最適なペース(スピード)は、当然ながらその人の運動能力および走る距離の長さによって変わります。スタミナをなるべくロスしないで、いかに楽に走り続けるかが重視されるフルマラソンでは、「息を切らさず少し余裕を持って走れるペース」の限界を押し広げていくことが最大のテーマとなります。普段の練習だけでなく、10km~ハーフマラソンのレース本番もペース感覚を磨く絶好の機会ととらえ、積極的にチャレンジして欲しいと思います。 |
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